これは2001年スプリンターズSの出走表です。(詳しいPDF出馬表はこちら)
前哨戦である京成杯オータムハンデを1分31秒5の日本レコードで快勝したゼンノエルシドですが、当日の中山芝の馬場は−22と時計の出やすい馬場状態であったこと、斤量も53キロと軽かったことなどから、スピード指数は92と他馬と比較してあまり高いとは言えません。1200mは初めてだし、今回は斤量も57キロと重くなるので軸馬としては不安です。平均的に高い指数を出しているダイタクヤマトやトロットスター、斤量の軽いメジロダーリングなどの1200m戦が得意なスプリンターたちの方がスピード指数出走表からは強そうに見えます。
結局このレースは先行したメジロダーリングが粘り、ダイタクヤマトと叩き合うところを直線トロットスターが交わして1着になり、2着はメジロ、3着ダイタクで決着してゼンノエルシドは馬群に沈んでしまいました。
スピード指数で出走馬の能力を比較していると、こういった「危険な人気馬」や「実力以下に評価されている穴馬」が見えてきます。 |