さて、清水ステークスはうまく的中させることが出来ましたが、ここでスピード指数によるレース検討の考え方をもう一度おさらいしておきましょう。
1. まず出走各馬のレベルを考慮します。
低レベルの馬同士による争いなら指数の低い馬にもチャンスがありますが、高レベルな争いではあまり指数の低い馬にまで手を広げなくてもいいでしょう。
調整値ランク、平均ランクの高い馬を中心に考えていくのが軸馬選びのコツです。
2. ペース度からある程度のペースの目安をつけます。
ハイペースになりそうならそれに対応出来そうな馬を、その逆ならそういうレースが得意そうな馬を選んだ方がいいでしょう。
3. 成長の止まった古馬の場合、休み明けの馬は能力を少し割り引いて考えた方がいいでしょう。
特にハイペースが予想されるレースの場合、休み明けでは指数の高い実力馬でも息が保たない事が往々にしてあります。
スピード指数の数字面だけではなく状況に応じて考えていった方がいいでしょう。
4. 競走馬にはそれぞれ脚質があります。
追い込み馬は後方からレースを進めるため、レースがスローになると追い込んでも届かない危険性を常に持っています。
上がり指数が高くても、先行指数にも注意してそれがスローペース以外でも発揮できる脚なのかどうかを考えましょう。
5. 先行馬は先行指数が高くて上がりも良ければ言うことはありませんが、そういう馬は稀です。
あまりにも先行能力だけが突出していて、上がり指数が極端に低い様な馬はバランスが悪く、最後の直線でバッタリ止まってしまうことがあるので、距離適正を確認したり、他の先行馬との比較もしましょう。
6. 秋の若駒は成長途上にあるため、持ちタイムを大幅に更新する可能性があります。
過去の指数履歴はもちろんですが、出走してきたレースの格や内容、展開面にまで注意を払いましょう。
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